CPタイルとは
素材: 土と紙が主な素材です。バインダ−も天然の素材を用いています。
製法: 伝統的な左官技術と紙すきの技術をミックスして作られています。
特徴: 1. 自然素材を徹底して使うことにより、有害化学物質を排除しています。
2. 焼物のタイルに比べて、軽量です。そのために扱いが楽であり、取付け側の躯体に負担が少なくなります。
3. カッタ−ナイフで簡単に切れます。
4. このタイルの上から、柿渋や漆、蜜ロウ等の仕上げ材を塗ることが出来ます。
5. 躯体への取付けには、釘、両面テ−プ、接着剤等で行えます。
6. 土の粘土分含有量によって、乾燥時の収縮率が違うため、寸法に多少のバラツキが生じます。
7. 外部仕様には対応していません。
8. 湿度によって水分を吸収しますが、空気が乾燥してくると放出します。
9. ホルマリン等の化学物質を使っていませんので、旧来の土壁と同じように考えて、乾燥、風通しに配慮して下さい。
私たちの住いが病気の発生源!
最近、シックハウスと言う言葉が多く聞かれるようになりました。これは住いに使われている建材に含まれる、合成化学物質が原因であることが分りつつあります。原因を特定することは、大変困難でいわば複合汚染の感もありますが、私たち建築に係わる者としては、出来ることからこれらの問題を解決していかなければなりません
今回、開発したCP-TILEは、インテリア壁材として、化学物質を排除した製品です。
沖縄の土を見直そう!
沖縄の開発に伴って、掘り起された土が海を汚し、サンゴに多大な被害を与え、大切な観光資源を無くそうとしています。しかし、この沖縄の土は、東京の左官職人榎本新吉氏らの手によって研究され、左官材料としてたぐいまれな良土であることがわかってきました。また、その色彩についても京都の幻の土と言われる「桃山」にも勝るとも劣らない、素敵な表情だと言われています。
CP-TILEの中には、この沖縄の土と紙をブレンドして、世界にも類を見ない日干しタイルにしたものもあります。
CP-TILEの様々な顔